11月20日(日)、小山台遊園を主会場に第10回要援護者支援避難訓練を実施しました。
ポスター
新型コロナ禍のため、この2年間、防災関係者に絞って実施してきましたが、今回はその制約を外した開催になりました。ただし、見学席は設けず、参加者全員に何らかの役割を担ってもらうことにしました。そして、今回も、要援護対象会員には緊急告知ラジオの視聴と「安否確認黄色旗」の掲示をするという形での参加を要請しました。
開始1時間前、防災役員による準備開始
看板
受付開始・・ここで担当任務を割り振って依頼します
ジャンパーを所持しない参加者にジャンパーとヘルメットを貸与
9時模擬発災・・発災告知担当チームが自治会内を巡回し、ハンドスピーカーでサイレンを鳴らし「発災」を知らせます
9時15分「TOKYO 854(旧FMひがしくるめ)」の協力で「緊急告知ラジオ」の告知放送・・全自治会員宅に備わったラジオが自動的に大音量で訓練開始を伝えます。会場ではマイクを通してスピーカーで流されます
小山台遊園には3年ぶりに多人数が集結し、林自治会長の激励に続き前田防災会長の開始宣言で訓練開始です
貼りだされたタイムスケジュール表により、自らの行動を確認します
担当チームごとに集まり、打ち合わせ
「安否確認」チームはトランシーバーを準備し、出発します
「要援護者」登録会員は「安全確認黄色旗」を門前に掲示することで、この訓練に参加します
安否確認チームは「要援護者」宅に声掛けで安否確認を行います
安否確認チームから本部へトランシーバーで現状が報告され、その情報はボードの地図に記録され、けが人
がいれば救出班が出動します
車いす救援隊
氷川台会館内に「災害弱者用一時避難所」を設営
「一時避難所」の裏側では炊き出し班がアルファ米の作成中・・・終了時に参加者にプレゼント
市の避難所・学芸大学支援学校敷地内の災害時給水施設からの水の汲み上げ訓練・・・蛇口装填スタンドパイプをセットして飲料水を出します
簡易トイレ・凝固剤使用実験・・・今回も多くの関心を集めました
会場の一角には「在宅避難用日常備蓄品コーナー」が設けられ、注目されました
一昨年・昨年の2年間、コロナ禍により、防災関係者のみの実施となっていた避難訓練は、今回、その呪縛から脱し、一般会員に参加してもらうことになりました。しかし、コロナ禍を横目でにらみ、見学席は設けず、参加者全員がいずれかの訓練に直接関わることとしました。また、参加者には自治会ジャンパーを貸与して、当事者意識を高めてもらう一助としました。
この2年間の防災関係者のみの実施による経験が生かされ、それぞれのチームが機動的に動くことができたと自負します。それぞれのチームが自治会内の現場に出向き、主会場がガラガラになる時間さえありました。
今回の訓練には、市・防災防犯課から3名の課員が参加してくれ、「災害時給水施設からの水の汲み上げ訓練」の準備と進行をしていただきました。消防署からは3名の消防隊員が参加してくれ、訓練終了時に新川出張所長から講評をいただきました。社会福祉協議会・民生委員の参加もあり、それぞれ激励をいただきました。
避難訓練も10年を迎え、今回はその総決算の感がありましたが、まだまだ、工夫・解決すべき課題があります。次の10年に向けて、さらなる進化を願っています。
氷川台自治会