2月4日(土)、第2回「星を見る会」を開催しました。
ポスター
自治会員である西村裕行さんが「星のソムリエ」の資格を持ち活動していることから、昨年8月新たなイベントとして、この「星を見る会」が誕生しました。初回は「七夕」の頃の夏の星座がテーマでしたが、好評を得て第2回を開催することが決まり、「冬の星座」をテーマに実施されました。
この会は、西村さん所有の天体望遠鏡で月や星を見るというのが魅力ですが、望遠鏡は1人ずつしか覗けませんので、多人数の参加は困難ということで、今回も、人数制限の予約制での開催です。
2月4日当日は、寒さは厳しいものの、日没頃には雲一つなく、いくつもの星が瞬いている、絶好の観測状況となりました。
6時前、西村さんの望遠鏡組み立て
6時前、西村さんの望遠鏡組み立て
解説をする西村さん
スライド
ただ1人の子供参加者・・・小学3年生
西村さんのスライドによる解説は、前回の「夏の大三角」に対して、3つの明るい星による「冬の大三角」や6つの星をむすぶ6角形「冬のダイヤモンド」等々の星座の話を、参加者へ質問を投げかけるという対話形式で進め、皆さんを話に引き込んでいきます。ただ1人の子供参加者、小学3年生の男の子は、星座の名前も多く知っており、西村さんを質問攻めにして、場を和ませてくれました。
30分のスライド解説が終了し、小山台遊園で、望遠鏡を覗きます。
寒い遊園に出るため、身支度を整えます
西村さんは、ほぼ真上に輝く火星に照準を合わせます
まずは、肉眼で見える「冬の大三角」「冬のダイヤモンド」の星々を指さしで解説してくれます
望遠鏡をのぞく前に、「冬の大三角」など、肉眼で見える星を指さしで解説してくれ、望遠鏡では、まず、火星を見ます。肉眼でも真上にはっきり赤く見える火星を、100倍の接眼レンズで覗きますが、たぶん目の錯覚なのでしょう、2倍くらいにしか見えません。ただ、その赤い輝きは、まさに別物のようでした。火星の次は木星です。少し高く昇ってきていますが、障害となる電線を避けるため、望遠鏡の設置場所を移動します。その木星も大きくは見えませんが、何色にも輝く幻想的な姿でした。そして、最後は月です。この日は十三夜で、ほぼまん丸です。45倍の接眼レンズに替えて覗きます。これはレンズいっぱいに明るく映りました。
望遠鏡は、2人ほどが覗くと、位置がずれるので、その都度、西村さんが調整するので、思いのほか時間がかかります。地球が自転していることを実感できます。また、星座の星に照準を合わせない理由も分かりました。それは、小さな白っぽい点にしか見えないからです。
寒空のなか、40分を超える観星会を終え、スタッフを含む15名の参加者は、皆さん満足した様子で、また別の季節のこの会の開催を期待して帰路につきました。
氷川台自治会