※『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。

日時:10月26日 9時~15時30分 天気:曇り
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。更に、その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、市内南沢3丁目にある東京都の南沢緑地保全地域で行った東京都環境公社主催の【里山へGO!】保全地域体験プログラムについての報告です。※詳しくは、東京都環境局のhpをご覧ください。
この取り組みは、事前にエントリーしていた都民の方々が、東京都管理の緑地保全体験を行うイベントになります。体験できる内容は、講師となる活動団体や保全地域の特徴などにより多少の違いが出てきます。主に自然観察や野草保護のための草刈り、同じく保護のためのロープ柵設置、竹林再生のための間伐、危険木や不要樹木の伐採・剪定、自然素材を使ったクラフトなど体験することが出来ます。
今回の開催では、都内で唯一『平成の名水百選』に選ばれた緑地内の湧水群を観察した他、雑木林再生のための苗木作りのための種(ドングリ)撒きおよび草刈、樹木の伐採と剪定、整理作業などを行いました。その他、主にお子様向けにシュロの葉を使った虫叩きとバッタ作りです。
そして、保全活動を体験した多くの皆様が満足した様子で帰宅の途に付きました。
今の時季は「スズメバチ」などが冬に備えて活発に活動しています。特に散策路沿いのクヌギなどは要注意です。散歩する際には気を付けてください。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:参加者全員でドングリを植えるための畝を作りました。その畝に沿ってクヌギたコナラのドングリを植えているところです。南沢緑地内の200個程のドングリと市内各所の1000個以上のドングリを植えました。

今後も、年間活動予定表に基づき市内各所の雑木林で活動を行っていきます。この活動報告をご覧になった皆様!活動当日緑地へお出かけください。見学だけでも結構です。皆様のお声掛けをお待ちしております。または、広報を担当しています下村(090-8567-6316)まで連絡してください。
〔11月の活動予定〕1日(金)南町緑地、9日(土)歴環下里、10日(日)柳泉園雑木林、15日(金)前沢緑地(含む森の広場)、23日(土)午前・氷川台緑地/午後・学芸大雑木林、南沢緑地、30日(土)向山樹林地
〔12月の活動予定〕6日(金)小山緑地、7日(土)歴環野火止、14日(土)金山緑地、20日(金)柳窪緑地、28日(土)予備日
※来年1月の活動日については、『情報サイトくるくるチャンネル』内の当団体のプロフィールをご覧ください。
また、各緑地には『活動案内板』を掲示しておりますのでそちらもご覧ください。
※写真:畝を作る前に全員総出で草刈りをしているところです。全域がクズやコセンダングサ、アズマネザサ、カラスウリなどに覆われており30名ほどの人数で1時間ほどの草刈で全域がすっかりきれいになりました。



※写真:画面に見える林は15年ほど前にドングリから育った雑木林です。その中で未熟であったり曲がっていたものを活動の中で伐採しました。その後、参加者が伐採樹木を玉切りにした他、枝切などして廃材置場へ移動させました。結果、少しだけですが林の中が明るく風通しも良くなったようです。



※写真:南沢緑地内で自然観察していた時に偶然観察したヘビの中の体長30㎝程のヒバカリです。
また、親子さんで作っている物がシュロの柄と葉を使った俗に言うハエ叩きです。その他、シュロの葉だけを使ったバッタ作りにも挑戦してもらいました。残念ながら作品を写すのを忘れていました。



活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※今回のイベントで公開している写真については、一般参加者の一部が顔写真公開NGのため一般参加者のみ顔や名前などにマスクをして公開しています。ご了承ください。