くるくる保健室 No.4 『今年の花粉は飛散だなぁ!飛散だなぁ!悲惨だなぁ!』


くるくる保健室No4

花粉症の人にとって今年の春は毎日鬱陶しい日々が続いていると想いますが大丈夫ですか?今年の花粉飛散量は昨年の5倍以上で過去3番目の多さだと予想されております。それでも飛散量が記録的に多かった2011年よりは少ないそうです。


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花粉症の一般的症状としてはくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみとされ、これを花粉症の4大症状と呼ばれております。

花粉症対策の基本としては、一度強い症状が出ると治りにくくなる為、症状が出る前の1月中に専門医に例年最もつらい症状は何かを伝え適切な薬を処方していただくと症状が重くなるのを防げます。


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花粉症の症状は大きく分けると2つのタイプに分けられますが、先ずは副交感神経が優位になると発症するくしゃみ、さらさら鼻水、喉のかゆみ等は抗ヒスタミン薬を毎日きっちり飲めば症状を抑えることができるそうです。これに対して交感神経優位になると発症しやすいのが鼻づまりや、夜息苦しくて眠れない、目のかゆみ等の症状です。最近はこちらのタイプの症状が多くなっている気が致します。重症の鼻づまりは完全につまってしまうと症状が改善するまで時間がかかるので、早めに医師にステロイド点鼻薬が症状改善に効果があることが実証されており、花粉症シーズン中の生活の質も落とさずにすみますよ。目のかゆみに関しては全花粉症症状の内の第1位が鼻水で次いで2番目に多い症状がかゆみです。その他、目がごろごろする、まぶたの皮膚が荒れてかゆいといった場合もあります。


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眼科で処方されるアレルギー用点眼薬を飛散する前から毎日使用する事で症状が軽減できるそうです。

次に症状を和らげる生活のポイントをまとめておきましょう。先ずは花粉を体に付けないようにすることが大事です。症状が重い人は花粉が大量に飛び始める前からマスクを付けつばのある帽子をかぶるのも効果的です。帰宅時は玄関の外でコートや帽子の花粉をはらい落とす、コートの素材はポリエステルなどのなめらかな化学繊維の方が落としやすくていいですよ。室内の対策については、マンションなどの気密性の高い住宅では、窓を開けない限りは室内の花粉は多くありませんが、一戸建ては気密性がマンションほどよくないが窓を開ける時間等で調節し掃除をするなら午後に比べて花粉の飛散量の少ない午前中に済ませるなどの工夫が大事です。又、空気清浄機より加湿器の方が鼻の内側の粘膜を守り空気中の花粉を床に落とす効果が期待できるそうです。目の症状が重い方には花粉対策用の眼鏡も効果的で以前はゴーグルの様なゴツイ物が主流でしたがレンズ上端にひさし状の覆いがあれば花粉が目に入るのを防げることが分ってきましたので、デザイン的にも以前よりは素敵でおしゃれな物が出できております。目がかゆいときは人工涙液で目を洗った後に点眼薬を用いるといいですし、かゆくても決してこすらずにかゆみが治まるまで氷で冷やしたタオルなどを目に当てるといいそうです。


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その他食事や入浴にも気を配りたいですね。食事は一日三食が基本でバランスよく食べて体の抵抗力を高めましょう。

最近巷でよく耳にするキーワードに腸内環境とか腸内免疫なんていう言葉が飛びかっておりますが、腸は心の司令塔とでもいいましょうか非常に脳と形も似ておりますし、腸の状態がよければ免疫系もしっかり機能いたします。

我々に体には数百兆~1000兆個の常在菌が棲み着いていると言われております。善玉菌、悪玉菌なんていう区別もありますが、主なすみかは腸や皮膚、口、鼻、生殖器などで小腸と大腸で合わせておよそ100兆個を超え一番多くの菌が棲んでおります。ですから腸内環境をよくして腸内免疫を高めれば花粉症の予防ができるという訳です。


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植物性乳酸菌(プロバイオテックス)に代表とされる商品名明治乳業のR1やLG21ヤクルトのLカゼインシロタカブ、カゴメのラブレ、中でも最近花粉症の効果が実証されたのが森永乳業のビフィズス菌BB536が注目株のひとつです。これらを、飛散開始の3~4週間前より毎日続けて摂取することによって花粉症の自覚症状が改善されたというデータが出ております。ヨーグルトなら副作用もなく体に優しいので安心ですよね。


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安心といえば子育て世代の方々にとっては子供さんの花粉症対策はどうしたらいいのか?という疑問や不安がありますよね・・・

花粉症の年齢層別データでは、5歳から9歳にかけてのスギ花粉症の発症率は13.7%とまだ低いですが、10歳から19歳では31.4%と成人の発症率と変わりません。

日本医科大学附属病院耳鼻咽喉科の大久保公裕教授のお話では「子供の花粉症は年々増加傾向にある。発症年齢が低いほど症状が重くなる傾向もあり、長期間花粉症で悩むことになりかねない。親は子供の花粉症対策についてよく考えるべきである。」とおっしゃっておりました。 治療法には、長い期間をかけて花粉に対する体の反応を軽減するアレルゲン免疫療法や、レーザー治療などの手術もありますし、花粉症治療に詳しい医師や鍼灸師とよく相談しながら、長期的な視点で子供の花粉症対策に取り組むといいと思います。


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やっぱりここでも最大の敵はストレスです。

悪玉の強い精神的ストレスが続くと花粉症の症状が重くなるといわれております。十分な睡眠を薬物療法でコントロールし得て寝酒なんか飲まずにリラックスした生活リズムを構築することで症状緩和に繋がるでしょう。 当院(かわい鍼灸院)でも毎年この時期になりますと花粉症で困られている患者様が沢山相談に来られます。花粉症の耳ツボ療法や薬石浴(ホルミシス)、鍼・灸、NTA、コスモ療法が症状緩和に効果が出ております。詳細はくるくるホームページのバナーをクリックして下さい。

しかしながら、薬物療法を始めとするどの療法も症状を一時的に緩和させる為の対症療法に過ぎません。古きよき時代をもう一度思い出し、花粉症が無かった時代をお手本にすればきっと根本的な予防法が近い将来見つかるに違いありません。

かわい鍼灸院  川合 晃生

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くるくる保健室No .24『アンガーマネジメントとマインドフルネス』2021年03月31日(旧サイトより再掲)

みなさん!ついカッとなってどなってしまったことはありませんか? 逆に気持ちを押しこらえて、「あのとき怒っておけばよかった」と後悔したことは、ありませんか? 時代はコロナ真っ只中、コロナ警察が目を光らせ我々の行動を常に監視したり、インターネットの普及に伴って、叩くネタはいつでも満載、毎日SNS上のどこかで炎上騒ぎが勃発しております。 今回のくるくる保健室は「怒り」を取り上げたいと思います。 1.怒り