くるくる保健室No .23『発達障がいについて』


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はじめに 23万人!この数は何の数だと思いますか?この数字は2017年度に発達障がいの診断やカウンセリングを受ける為に医療機関を受診した人の推計人数です。 この数は2002年度の約6倍の数となり、年々増え続けていく事と思います。 これらの方々は受診者といっても、普通に学校に通ったり、職場に行ったり、子育てや家事をこなしたりとまったく周りから見ても「普通」にしか見えず、しかしご本人は壮絶に生きづらさを抱えたまま困り果てた状態で社会に紛れて生活を送っているというのが現状です。 「仕事なので急な変更があった時、段取りよく対応できない」「時間の見通しが甘く、よく遅刻する」「雑談が苦手」「周囲に溶け込めず浮いてしまう」「人に声をかけるタイミングをつかみにくいなどコミュニケーションが苦手」「自分の感情を整理しづらくストレスを溜め込んでしまう」「失敗や叱責されることが多く、自己肯定感が低い」等々に共感できるようでしたら、あなたにも発達障がいの兆候があるかもしれません。 「普通」とは何だろう?常識?標準とは何ぞや?ものさしは一つだけ?どこかの国の総理が声高らかに令和元年10月4日所信演説でこんなことを述べておりました。 「みんなちがって、みんないい」新しい時代の日本に求められるのは、多様性 であります。みんなが横並び、画一的な社会システムの在り方を、根本から見直していく必要があります。多様性を認め合い、全ての人がその個性を活かすことができる。そうした社会を創ることで、少子高齢化という大きな壁も、必ずや克服できるはずです。と・・・・そして、若者もお年寄りも、女性や男性も、障がいや難病のある方も、更には、一度失敗した方も、誰もが、思う存分その能力を発揮できる、一億総活躍社会を、皆さん、共に、創り上げようではありませんか。と云っておられましたね。(喜)かの国営放送も昨年の10月から発達障がいの各番組で特集を組み放送しておりました。 令和の時代は『ダイバーシティー』です。今回のくるくる保健室では発達障がいを皆さんと一緒に勉強して少しでも生きやすい世の中にして行こうではありませんか!

発達障がいとは:生まれつきの特性で、「病気」とは異なります。 発達障がいは、生まれつき脳の発達が通常と違っている為に、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。 成長するにつれ、自分自身の持つ不得意な部分に気付き、生きにくさを感じるかもしれません。 ですが、発達障がいはその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人に合ったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。

発達障がいのタイプ 発達障がいはいくつかのタイプに分類されており、自閉症アスペルガー症候群注意欠如・多動性障がい学習障がいチック障がい吃音などが含まれます。 これらは、生まれつき脳の一部の機能に障がいがあるという点が共通しています。 同じ人に、いくつかのタイプの発達障がいがあることも珍しくなく、その為、同じ障がいがある人同士でもまったく似ていない様に見える事があります 個人差がとても大きいという点が「発達障がい」の特徴と云えるかもしれません。

①自閉スペクトラム症(ASD) 現在の国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障がいとほぼ同じ群をしめしており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障がいが含まれます。 症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されますが、本質的には同じ1つの障がい単位だと考えられています。(スペクトラムとは「連続体」の意味です) 典型的には、相互的な対人関係の障がい、コミュニケーションの障がい、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。 自閉スペクトラム症の人は、最近では約100人に1~2人存在すると報告されています。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあります。

②注意欠如・多動性障がい(AD/HD) 発達年齢に見合わない多動-衝動性、あるいは不注意、またはその両方の症状が、7歳までに現れます。 学童期の子供には3~7%存在し、男性は女性より数倍多いと報告されています。 男性の有病率は青年期には低くなりますが、女性の有病率は年齢を重ねても変化しないと報告されています。

③学習障がい(LD) 全般的な知的障がいには問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみがとりわけ難しい状態をいいます。 有病率は、確認の方法にもよりますが2~10%と見積もられており、読みの困難については、男性が女性より数倍多いと報告されています。

発達障がいのサイン・症状 1.子供編 ①自閉スペクトラム症(ASD)・・・1歳を過ぎた頃からサインが現れます 典型的には1歳台で、人の目を見る事が少ない、指さしをしない、他の子供に関心がない、等の様子がみられます。 対人関係に関連したこのような行動は、通常の子供では急速に伸びるのと違って、自閉スペクトラム症の子供でははっきりしません。 保育所や幼稚園に入ると、一人遊びが多く集団行動が苦手など、人との関わり方が独特なことで気付かれることがとがあります。 言葉を話し始めた時期は遅く