五月の風。鯉のぼり舞い、街につつじ匂う
- 東久留米いち
- 2021年4月28日
- 読了時間: 2分
子供の頃(80年前)空にたこ(凧)のうなり声が聞こえてくると
初夏の訪れを感じ、華やいだ。
空に舞うたこはタタミ4枚ほどの大だこ。
へりに竹ひごが張られていて、それが風を受けて
「ブーン・ブーン」とうなる。そして、村の家の庭には軒なみに
鯉のぼりが立てられ、青空に舞う。
今、その鯉のぼりもたこも、ここ東久留米では見かけない。
私の育った村は、1月はこま、五月はたこと遊びが決まっていて、
五月になると村に居たたこ作りの名人が大だこを作り、若い衆や
子供と風の具合を計りながら掲げる。
子供用たこも売られる。四角だことセミだこだった。器用な子供は
竹を切って自分で作った。
私は竹ヒゴ2本と半紙1枚でイカ型たこを作って揚げた。楽しかった。
今、近所でたこを揚げている子供の姿は見かけない。
空を見上げず、スマホをいじり、下ばかり見ている。
イカだこは簡単にできる。近所の子供にたこの楽しさを教えたいと思うのだが、
東久留米では、たこ揚げ禁止なのか?
五月といえばつつじである。
いまを盛りと咲き誇っている。黒目川の水もぬるみ、小魚を追う白サギも
多く見かけるようになった。




①しんやま通り、みやまえ通りの沿道のつつじ


②西武バス・滝山五丁目停留所付近のつつじ


③-a 野火止2丁目、小宮児童学園


③-b 野火止2丁目、小宮児童学園と小金井街道をはさんで向かい側の民家の鯉のぼり


④-a 黒目川で見かける小サギ

④-b 黒目川で見かけるダイサギ
(東久留米いち)
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