くるくる保健室No .21『御塩とのご縁!塩梅はいかがですか?』


くるくる保健室Noなし

これまでに、くるくる保健室には油・水について寄稿させて頂きました。 私が考える健康に影響を与える身体にとって必要な食材の最終章「塩」について今回はお話しさせて頂きたいと存じます。 この記事がアップされる頃には梅雨も明けおそらく夏本番といった頃になるだろうと予想されます。(この記事を書き始めた日は平成30年6月14日) きっと、巷では熱中症に氣を付けるようにと各メディアこぞって発信しているでしょうね。「充分な水分と塩分をしっかり摂りましょうね!」と水分はナチュラルミネラルウォーターがいいですしそこに塩分の入ったスポーツドリンクを摂取すれば一石二鳥になりますよね。 しかし、塩分と言っても非常に抽象的ですし解っている様でいまいち的確に答える事が出来る人は少ないのではないでしょうか。出来る事なら身体が元気になるいい塩を摂って病気に罹りにくい塩分を摂取したいですよね。(今年の梅雨明けは観測史上初めて6月中に明けてしまった(泣)実際は6/28でした。早くこの原稿を書き上げアップせねば・・・急げ~)

それでは冒頭から皆さんに質問です。  「高血圧は減塩すれば治りますか?」

世の中は減塩ブームがかなり続いております。最近では減塩醤油や減塩味噌等がスーパーの調味料売場の棚を席巻しております。個人的には塩分12%以上の塩っ辛い梅干しが好きなのですが、減塩ブームのおかげでそんな塩っ辛い梅干しを探すのが一苦労です。

日本人の食事摂取基準では塩分の摂取を男性1日8.0g未満女性7.0g未満を目標に設定しており、実際の塩分摂取は平成25年の国民栄養調査では男性1日11.1g女性9.4gでかなり目標量を上回った摂取量になっております。これでは、日本人の高血圧罹患率は上昇の一途をたどるに違いないですね?!

我々の身体の約60%以上は水から出来ていると言われておりますが、その成分には塩氣が含まれております。涙や汗はしょっぱいですし胎児がお腹で過ごす羊水もしょっぱいそうです。 遙か大昔、生命は海から生まれたと言われています。我々ヒトも魚だったと言われていますよね!「海」という漢字は「水」「人」「母」と書きます。すなわち、「塩」とは=『いのちの源』そのものなのです。ですから、世界中の文化において塩を使った儀式が多数存在し邪気というプラスの電荷を帯びた有害なエネルギーを追い払うために塩が撒かれました。 日本では玄関に盛り塩をして結界を張ったり、神棚にはお酒と水、塩を太古の昔からお供えしておりました。科学的には塩の持つマイナスの電荷が邪気を中和させるために行っていた宗教的な儀式だったそうです。 また、昔の人達は体調を訪ねる時に「○○さん、最近塩梅はどうかい?」と訪ねていたそうです。これは、言い換えると最近のあなたの塩氣は足りていますか?と聞いており、どうやら我々の身体と塩との関係は切っても切れない密接な関係がありそうですね。

それではここからは、身体にとって大切ないい塩とは一体どんな塩なの?という事でお話を進めさせていただこうと想います。 先ずは「塩」についてきちんと定義しておかなければなりませんので、おそらく、ほとんどの人が「塩」と「食塩」は同じものだと思われているでしょう。また科学を勉強された人は、「食塩とは塩化ナトリウム(NaCl)のことである」と認識されていると思います。広辞苑によりますと、「塩とは塩化ナトリウムの俗称である」と書かれてあります。 しかし塩には、塩化ナトリウムだけが含まれているわけではありません。 古来、日本において塩は海水をまるごと凝縮して作るものでした。そうやってできた塩には主成分である塩化ナトリウムのほかに、所謂「にがり」の成分である塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウムや硫酸カルシウムなどの少量成分が含まれていました。 また、そういう塩には微量成分として、塩素、カルシウム、リン、イオウ、カリウム、マンガン、アエン、コバルト等の海水中の様々なミネラルが含まれています。