今回のコースは、小山地区を巡って東久留米市の指定文化財を訪ね昔の人の生活に思いを馳せ、くるねっと会員のお宅を訪ねて、丹精込めて育てた「和蘭」と「菊」を鑑賞しました。
【コース紹介】 東久留米市役所(集合) ⇨ れんげ公園 ⇨ 大圓寺 ⇨ 力石 <黒目川沿いの遊歩道> 小山小学校農園 ⇨ 蘭の鑑賞(飯塚宅)⇨ 菊の鑑賞(松田宅)⇨ 小山茶畑(昼食)⇨ 東久留米市役所(解散)
東久留米市役所屋外ひろばに集合した参加者は13名、出発して間もなく、立ち止まったのは「計画道路の案内板」の前、計画道路は何処をとおるのか? 計画道路に皆の注目が集まりました。
れんげ広場へ到着すると、体操の時間です。気持ちの良い青空の下、体が十分にほぐれたところで大圓寺へ向かいました。
【大圓寺】 大圓寺はれんげ公園から黒目川を挟んで直ぐのところ、山門を通り、本堂の前へ、建替えられ新しくなった本堂、しばし、境内を散策。
◇ゴリゴリ馬頭
山門の横には、東久留米市の指定文化財(有形民俗文化財)の馬頭観世音塔があります。
元々は下里村の所沢街道沿いに造立された道標をかねた塔で、その場所は、板橋、八王子、江戸四谷、川越、それぞれからちょうど五里の距離にあったことから「ゴリゴリ馬頭」と呼ばれ親しまれていたそうです。その後、大圓寺へ移されています。
大圓寺を後に、次の目的地、力石へ向かいます。
黒目川沿いの遊歩道を歩き、中橋のすぐ近くの道路わきに東久留米市の指定文化財(有形民俗文化財)石橋供養塔と力石があります。
【力石】 石橋供養塔の前に並ぶ三つの大きな石は「力石(ちからいし)」と呼ばれていて、昔、小山村の若者たちの力比べに使われた石だそうです。その一番大きな石には、四拾五貫と刻まれており、重さ約169㎏、こんな重い石持って競走したと言われています。信じられますか? 力石で昔の人(若者)の怪力に驚き、さらに黒目川上流に向かいました。
【ちょっと寄り道】 東久留米総合高校通りの黒目川に架かる「落馬橋」、「昔、武将がここで落馬したことが橋の名前の由来」と聞いたことがあり「らくばばし」と思っていましたが「おちばばし」と読むのが正解。
一つ上流の小金井街道に架かる橋は「上落馬橋」、こちらは「かみおちうまばし」と読みます。
橋の歴史や名前の由来を調べてみるのも面白いかも。
【小山小学校農園】 地元の方の好意で実現した小山小学校の子供たちが管理する農園です。各学年ごとに様々な農作物が育てられていました。種まきから収穫するまでの体験は一生忘れることは無いように思います。素晴らしい取り組みと思いました。
【蘭 飯塚さん宅にて】 くるねっと会員の飯塚さんが育てる蘭の種類は「和蘭」に分類されるもの、小さな苗から丹精込めて育てて、様々な蘭展へ出展し、数々の賞を受けています。自宅前には温室が造られ、中には小さな苗が沢山育てられていました。今育てている蘭のいくつかを見せて頂き、その難しさや苦労話などを聞くことが出来ました。
【菊 松田さん宅にて】 続いて、くるねっと会員の松田さん宅へ。庭先には見事に咲いた菊の大輪を見ることが出来ました。
菊をここまで育てるには一年を通して手を抜くことが出来ない難しさがあると聞きました。秋、見事に咲き誇る大輪の花を見るとその苦労も吹き飛ぶとか、松田さんからも、その育て方の難しさ、苦労話などをお聞きました。
松田さん宅で菊を鑑賞した後、近くの小山茶畑で昼食をとって今回のウォーキングを終わりました。天候に恵まれ、気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました。
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【ウォーキングを終わって】 今回は、市の指定文化財(有形民俗文化財)のいくつかを訪ねました。普段その前を通っても立ち止まることもなく通り過ぎていましたが、今日、それは、新たな発見でもあった様に思います。小山小学校農園では、子供たちが育てる農作物を見てその取り組みに感動し、飯塚さん、松田さんが苦労を重ね丹精込めて育てた「蘭」と「菊」を鑑賞し、その苦労話を聞いて、お二人の「蘭」と「菊」への思いを感じることが出来ました。
活動紹介 : くるねっと