身近な自然と科学をコンセプトに、多摩六都科学館の協力を得て、6回目の「多摩六都科学館ツアー」を
実施しました。テーマは「武蔵野外地の成り立ち」です。私達が日々暮らす台地の形成にはどの様な歴史
があるのかを学びました。
プラネタリウム投影では「南極で見る星空」を観覧、日本から見ることの出来ない南極の星空、星座や
星々の動きを体験しました。
【多摩六都科学館ツアー】
参加者は、くるねっと、友の会会員、一般からの参加など、合計25名でした。いつもの様に科学館エントランスの「惑星探査機ボイジャー」の下に集合してミーティングからツアーは始まりました。
先ずは、くるねっと石川代表からの挨拶、続いて多摩六都科学館の伊藤様よりツアーのスケジュール、注意事項などを説明して頂きました。
伊藤様には、これから始まるツアー全体を案内して頂きます。
【プラネタリウム】
今回のプラネタリウム投影は「南極で見る星空」です。
プラネタリウムの広いドームに入ると、非日常的な空間に「これから何が始まるのだろう?」といったわくわく感や期待感が湧いてきます。
不思議な空間ですね。
<南極で見る星空>
多摩六都科学館から見る星空の開設が終わると、少しづつ緯度を下げ、やがて、南半球の星空が映し出されました。
マゼラン星雲、望遠鏡座や六分儀座などなど、日本から見ることの出来ない星雲や星座が沢山紹介されました。南極の星空に「南極星」はありませんでした。そして、日本から見ていた星座は逆さに見えることに気付きましたか?
<プラネタリウム投影が終わって>
ツアー参加者はその場に残り、プラネタリウムご担当の柴崎様からプラネタリウム投影機が星を映し出す仕組みなどを説明して頂きました。そして、1億4000万個もの星々を映し出し、世界一数多くの星を映し出す科学館のプラネタリウムは、世界で二番目になったと紹介がありました。今度、新たな世界一となったプラネタリウムは、横浜にあるプラネタリウムだそうです。
星の数は二番目となりましたが、世界一素晴らしいプラネタリウムは「多摩六都科学館のプラネタリウム」と思いますが、皆さんは?
【展示室】
多摩六都科学館の展示室には5つの部屋があります。全ての部屋をきめ細かく巡ることは出来ませんでしたが、各部屋の要所要所では、立ち止まり、伊藤様から説明を加えて頂きました。
写真:左は、チャレンジの部屋で月面歩行(ムーンウォーカー)にチャレンジする参加者、体重は約1/6、軽々とジャンプ。
写真:右は、しくみの部屋、実際に動くリニアモーターカーの模型が展示されていて、その仕組みが分かり易く解説されていました。
【科学学習室】
展示室から科学学習室に入ると、小学校/中学校の理科教室を思い出させます。
全員が着席して座学が始まりました。テーマは「武蔵野台地の成り立ち」、科学館の小田島様による講座が始まりました。
武蔵野台地とはどの範囲の土地をいうのか、その確認からお話は始まりました。そして、およそ12万年前から現在までの、武蔵野台地の歴史をお話して頂きました。
私達が住む土地の歴史、台地の形成については興味を持つ方も多く、お話が終わって、「川の流れの影響は?」「火山噴火の影響は?」などなど、質問がありました。
座学終了後も場所を展示室の武蔵野台地の立体模型の前へ移し、小田島様の説明が続きました。ここで、模型を前に、武蔵野台地の特徴などを確認して、今回の「多摩六都科学館ツアー」を終了しました。
多摩六都科学館ツアーを支えて頂きました科学館スタッフの皆様、大変お世話になりました。
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【多摩六都科学館ツアーを終わって】
ツアー終了後のアンケートでは、座学で聞いた「武蔵野台地の成り立ち」に関連して、「地域を歩き地形の特徴などを探ってみたい。」「勉強をしてみたい。」とお答え頂いた方がいらっしゃいました。実際に自分の足で歩き地形の特徴をさらに探るなど、次の行動へ結びつけて頂ければ、大変に嬉しく思います。
活動紹介 : くるねっと