『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。

日時:8月30日 9時~15時 天気:晴
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、市内小山5丁目および野火止2丁目にある野火止用水沿いに残された東京都の歴史環境保全地域で行った緑地保全活動についてです。
午前中の活動場所は、小金井街道松山3丁目交差点の東側にある雑木林です。主に緑地北東側の医療施設が隣接するエリアの草刈や樹木剪定、厄介なボタンクサギの伐根と整理、投棄ゴミ回収などの作業を行いました。
午後からの活動場所は、都立西高校の北側にある雑木林です。主に野火止用水沿いのフェンスに絡まった蔓性植物の除去および草刈と整理などの活動を行いました。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真〔歴環小山〕:このエリアは林縁部の樹木が伐採されていることから炎天下で有り下草も伸び放題です。そのため医療施設や住宅が隣接する事から下草の刈取りと樹木についても下り枝を含めて剪定しました。

※写真〔歴環野火止〕:フェンスの反対側は野火止用水が流れています。手前側で4名で蔓草を除去しています。丁度真中の反対側では1名ですが同様に蔓植物や灌木類を除去しています。作業後は、フェンスの裏側が透けて見えるようになりました。

※写真:今回の活動時に観察した生きものです。上から順番に開花が遅れていた山地性植物の「コバギボウシ」、幼虫の時毒刺も持つ小型の蛾の仲間「アカイラガ」、独特の香りを放つ「センニンソウ」、休憩時に現れたカマキリの仲間の「ハラビロカマキリ」です。




〔9月の活動予定〕5日(金)午前・柳窪ケヤキ森の広場/午後・柳窪緑地、13日(土)南沢緑地、19日(金)前沢緑地(含む森の広場))、20日(土)午前・竹林公園/午後・向山緑地、27日(土)歴環下里(グリーンシップアクション)
〔10月の活動予定〕3日(金)南沢緑地、11日(土)南沢樹林地、17日(金)午前・歴環小山/午後・歴環野火止、25日(土)南沢苗圃、31日(金)南沢緑地
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※森を散策する場合には突然の倒木や頭上からの枝落などの危険がありますので十二分に注意ください。