くるねっとの臨床美術体験講座も今回で10回目、毎回違うテーマでアート制作を体験してきました。今回は、「夏の海」をテーマに、皆さんが体験した夏の海をイメージした「オリジナル・シーグラス」を制作しました。
本日の参加は8名、本講座に何回か参加されている方、初めての方、そして、臨床美術体験講座では初めて3名の子どもさんの参加がありました。くるねっと石川代表から臨床美術体験講座についての簡単な説明、講師の紹介があり講座が始まりました。
【開講】 黒板に貼られた沢山の夏の海の風景は、皆さんが体験した夏の海を思い起こして頂くためのもの。
海の青、海原と白い雲、色とりどりの魚、そして、夏の暑さ、夏の色や音などなど、五感で感じた夏の海の記憶が蘇りました。
◇ワイングラス 透明なワイングラスに、記憶に残る夏の海を、色や銀箔などの材料を使い表現するのですが、先ずはワイングラスを見つめ、次に、講師の描く夏の海を参考に、そして、蘇った夏の海のイメージをワイングラス重ねました。
◇夏の海のイメージをワイングラスに ワイングラスを手に取り、アクリル絵具の色を選んで、ワイングラスに色を重ねていきます。色を使い分けて塗り、グラデーションを付け、銀箔を貼り付けたりして、自分だけの夏の海のイメージをワイングラスに表現します。
夏の海と言っても、その記憶は人それぞれ、シーグラスの出来上がりが楽しみです。
◇鑑賞会 シーグラスが仕上がると次は鑑賞会です。皆さんのそれぞれの夏の海が机の上に並べられました。
講師が作品一つ一つを紹介し、その作者は自分が表現した(体験した)夏の海を話しました。
・夏の沖縄を旅行した時に見た海の色、すごく綺麗で記憶に残っている。
・海の中、青から深い青へと変化する海の中を表現したかった。
それぞれに、記憶に残る夏の海の思い出があって、それをワイングラスに表現しようとする思い、作品への思いが伝わって来ました。
皆さんと夏の思い出を語らいながら、今回の「臨床美術体験講座」を終わらせることが出来ました。
参加して頂いた皆さん、お疲れ様でした。
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【講座を終わって】 講師は、参加者とのコミュニケーションを図りながら講座を進めることで、参加者それぞれの夏のイメージを表現したシーグラスを作成することが出来ました。
最後の鑑賞会では、全員が、作品に表現しようとした自分の記憶に残る夏の海を話し、初めて参加した子どもさんも自分が表現した夏の海を夏の思い出とともに話してくれたのが印象に残りました。
最後に皆さんの作品を紹介します。
活動紹介 : くるねっと