『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。

日時:8月1日 9時~14時30分 天気:曇りのち雨
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、東久留米市(南沢3丁目)のほぼ中央部にあり、清らかな湧水で有名な東京都管理の南沢緑地保全地域西側の苗圃地区で行った緑地保全活動についてです。
この苗圃地区では、毎年秋ごろに東京都環境公社主催の里山へGO!体験プログラムを実施しています。その中でクヌギやコナラの苗木を育てる取組を行っています。今回はそれらを保護するため、主に育成エリアの草刈作業を行いました。大きなものでは60㎝を超える高さまで育っていました。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:育成エリアは蔓性のクズおよびイネ科植物、木化したメマツヨイグサなどに覆われていました。何処でクヌギやコナラの苗木が育っているのかわからない状態でした。目印を頼りに苗木を刈取る事のないように慎重に作業を進めました。

※写真:以下は慎重に刈取り作業を進めた結果現れたクヌギの苗木です。コナラの苗木もありましたが大きなものでも10㎝程でした。最後の写真は、刈取り作業後の育成エリアの様子です。



※写真:小雨模様の中、会の仲間が悪戦苦闘しながら苗木保護のために草刈りしている様子です。保護区画は25mx10mほどの広さです。刈取った草は大量にあり、周辺部には草山が出来ました。






※写真:今回の活動時に出会った主ないき物です。上から順にコオロギの仲間の「モリオカメコオロギ」、シジミチョウの仲間「ムラサキシジミ」、クモの仲間「ワカバグモ」、最後が一輪のみ咲いていたヒガンバナ科「キツネノカミソリ」です。このような自然との出会いもこの活動の楽しみです。




〔8月の活動予定〕8日(金)夏季打合せ(13時から15時市庁舎401)、9日(土)前沢緑地(含む森の広場)、15日(金)小山緑地、23日(土)金山緑地、30日(土)午前・歴環小山/午後・歴環野火止
〔9月の活動予定〕5日(金)午前・柳窪ケヤキ森の広場/午後・柳窪緑地、13日(土)南沢緑地、19日(金)前沢緑地(含む森の広場))、20日(土)午前・竹林公園/午後・向山緑地、27日(土)歴環下里(グリーンシップアクション)
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※森を散策する場合には突然の倒木や頭上からの枝落などの危険がありますので十二分に注意ください。