『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。

日時:8月9日 9時~14時45分 天気:晴のち曇り
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、東久留米市の南側に位置する、東京都の前沢緑地保全地域(含む森の広場)で行った緑地保全活動についてです。
この緑地は、北西側飛地と中央部(森の広場が隣接)、南東側飛地に分離しています。この日は、中央部および隣接する市の森の広場において、歩道および林縁部沿いの草刈と整理作業。南東側飛地において、オオブタクサの伐根およびイネ科植物、蔓性植物などの刈取り作業を行いました。その他、家庭ごみなどの不法投棄もあり拾い集めた結果45L✕2袋ありました。とても残念なお知らせです。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:森の広場と保全地域中央部の活動後の様子です。林縁部がスッキリとして歩道沿いも広がりを見せて歩きやすくなったかと思います。


※写真:林縁部や歩道沿いで草刈している様子です。薄曇りで幾分日差しが弱かったですが水分と塩分補給して草刈そして刈草の整理まで行いました。結果、最初の写真のようになりました。






※写真:東南側飛地での活動の様子です。フェンスに絡んだ蔓植物の除去および緑地内部の草刈、萌芽樹木の剪定などの活動を行いました。一部ですが緑地内部まで望めるようになっています。



※写真:今回の活動では多くの昆虫類と出会いました。順番に昨年と比較して観察する事が多い「ゴマダラチョウ」、市内ではヒメアカタテハとともに観察できる「アカタテハ」、昼間だとめったに観察できないガの仲間「オオミズアオ」、ハゴロモ科の「スケバハゴロモ」、コオロギの仲間「モリオカメコオロギ」です。このほか、クモに似た「モエギザトウムシ」など沢山観察できました。






〔8月の活動予定〕15日(金)小山緑地、23日(土)金山緑地、30日(土)午前・歴環小山/午後・歴環野火止
〔9月の活動予定〕5日(金)午前・柳窪ケヤキ森の広場/午後・柳窪緑地、13日(土)南沢緑地、19日(金)前沢緑地(含む森の広場))、20日(土)午前・竹林公園/午後・向山緑地、27日(土)歴環下里(グリーンシップアクション)
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※森を散策する場合には突然の倒木や頭上からの枝落などの危険がありますので十二分に注意ください。